一般的に、企業のクールビズの期間は5月から9月、または、5月から10月くらいまでです。
クールビズの期間に採用面接に行くとき、ネクタイなしで行ってよいのか？
企業側から、クールビズでお越しくださいとか、私服でお越しくださいとかいう指示がある場合は、ネクタイやジャケット無しで問題ありません。
むしろ、指示があるのなら、指示通りにすべきでしょう。
指示がない場合はどうすれば良いのか？
以前、採用担当だった僕の意見は、
単純に考えて、指示がなかったら、基本的にスーツを着て行くと考えるべきです。
そうじゃなくても良いかもしれないというのは、ありえるし、実際問題ないところもあるでしょう。
面接官の立場からすると、なぜ、この人はあえてネクタイをしてこなかったのか？と考えます。
単純にマイナスです。
僕ら面接官は、書類選考を経て、SPI等の能力テストを受けてもらい、一定基準に達した応募者の中で、
面接して採用に至る可能性がある人と面接します。
たいていは、次に待っているのは役員面接です。
面接で話をしてみて、能力も高そうで、コミュニケーションに問題がなさそうだと判断し、個人的には服装なんてどうでもいいと思っていたとしても、次の役員面接に来たときに、なんでネクタイもしてこないような人を合格にしたの？と言われる可能性があります。
これは、面接官側の事情ですが、そもそもそういう相手の立場考えることができていませんよねという評価になります。
なので、合格のハードルは上がります。
能力が高いとか、たまたまその時人が足りてないから仕方ないとか、何か特別な理由がない限り、合格にすることはありません。
どうしようなかって迷ったら、不合格になります。
服装で、採用不採用を決めるような会社は嫌だと思うのなら、ノーネクタイで面接を受ければよいです。
面接官側の意識からすると、服装で決めているわけではなく、相手の立場とか状況を考えることできているかどうかの判断材料としています。
これは履歴書や職務経歴書などでも同じことです。
小さい文字で5ページくらいある職務経歴書がついていたり、履歴書に一方的な要求が書かれていたりしたら、読むまでもなく不合格です。
プログラマを採用するのなら、そういったことはあまり気にしませんが、普通の企業の採用試験だったら、逆にそういうところばかり気にします。
字が下手でも、丁寧に書いてあるか、空白だらけの履歴書じゃないか、採用後は多くの人と関わって仕事をしてもらうことになります。
書類選考や面接の時点でわかるような自己中心的な傾向はマイナスになります。
買い手市場、売り手市場、社会の情勢に応じて採用されやすさは変わりますが、採用試験を受ける場合、採用担当者の視点で考えると良いです。
自分としては能力が高いと思っていても、採用担当者からしたら、たくさんくる応募者の一人で、履歴書に書いてある内容を頼りに判断しているだけです。
その内容が正しいかどうかもわかりません。
現場の状況や要望、経営方針などのバランスの中で、できるだけ良い人材を採用したいと考えています。
ちょっとでもマイナスになりそうなことは、先回りして対応する、そういう態度が見えるかどうかはとても重要でです。
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