40歳でコロナ失業しました。
2020年のことです。
元プログラマなので、とりあえずネットで情報収集しました。
40代で初転職は、かなり厳しいという情報がたくさん目に入り不安になりました。
不安で眠れなくなったりしました。
適当に転職活動したら、就職できました。
元SEなので、社内SEの転職先を探しましたが、よくわからないところに就職しました。
仕事そのものは、プログラミングが要求されません。
ですが、事務処理なので、プログラミングができれば、簡単に片付きます。
プログラマがいない会社に入って気づきましたが、普通のサラリーマンの情報源は、ほぼテレビと新聞です。
なので、ちょっとググればわかるようなことも調べるという概念すらないようです。
仕事は家に持ち帰ってはいけないという意識が強すぎて、自宅で勉強することを避ける傾向がある人もいます。
例えば、WordやExcelの技術を学ぶ場合、一番手っ取り早いのは、仕事で使う資料を作ることです。
本を買って読むだけではなかなか身につきません。
なので、私の場合、必要に応じて自宅で仕事をします。
単純作業のようなことは、就業時間中にやりますが、一人で落ち着いてじっくり考えて学ぶ必要があるようなことは、ポイントだけまとめて、自宅に持ち帰ります。
仕事で使うファイルそのものを持ち帰るわけではなく、Wordの場合なら、インデントを思い通りに設定する方法、Excelならグラフの制御の方法、Accessでプログラミング、いろいろ家でやっています。
以前は、完全実力主義のような会社だったので、目的物があって、それを納期までに作成するということが求められましたが、今の会社は偉い人の御用聞きであったり、上司のための資料作りなどがメインの仕事です。
なのにもかかわらず、以前より給料は高いです。
結局、給料は個人の資質だけでなく、母体の資金力によるみたいです。
以前の会社では、私1人で作ったプログラムが年間、5000万以上の売上になっていましたが、私の年収には、ほぼ反映されることはありませんでした。
現在の会社では、大したことやっていないのに、2021年の年収は2020年の年収よりも100万円以上高いです。
「ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論」という書籍がありますが、まさにこの書籍に書いてあるとおりです。
書類の見た目をきれいに整えたり、上司のご機嫌をとったりしているだけで、こんなにお金がもらえるなんて、今まで苦労してプログラムを書いて、24時間ユーザーサポートをしていてもらっていたお金があまりに少なかったことに愕然としました。
正直今の仕事内容なら、年収350万円くらいでも仕方ないと思いますが、実際には倍以上です。
ただ、そんな楽ちんな会社でも、短期間で病んでやめてしまったりする人が一定数存在します。
また、こんな会社で新卒から20年働いて、私のように40歳でリストラされたら、新しい職場では地獄になること間違いなしです。
私も次回50代でリストラされたときに備えて、新技術へのキャッチアップは怠らないように気をつけます。